はじめに
「時間がない」「企業を比較する余裕もない」「野球しかやってこなかった自分に営業職しか道はないのか」――これ、すべてかつての私自身の悩みです。
体育会で本気でやってきた人ほど、“就活という違うフィールド”で急に自信をなくしてしまうことがあります。
だから今回は、「就活のスタートラインでつまずかないための、企業研究のコツと考え方」をお届けします。調べ方はうまくなくていい。でも、「何に惹かれたか」は、自分の言葉で伝えられるようになろう。その第一歩を、一緒に踏み出していきましょう。
目次
- ✅まず知ってほしい:「企業研究=価値観のすり合わせ」
- ✅STEP①:「自己分析は野球から」でOK
- ✅STEP②:「企業は仕事内容より“雰囲気”と“育て方”を見ろ!」
- ✅STEP③:「時間がない体育会学生」向け・効率重視の企業研究法3選
- ⏱①「1社30分」ルール(スクワットより軽い!)
- ⏱②OB・OG訪問は“人柄”だけ感じ取れればOK
- ⏱③「ESを書けるかどうか」が最強の企業研究フィルター
- ✅最後に:正解の会社なんてない。でも“自分の納得”は作れる
✅まず知ってほしい:「企業研究=価値観のすり合わせ」
🤔よくある誤解 「企業研究って、パンフレット暗記でしょ」「徹底比較が大事!」 ➡️それ、正しいけど遠回りです。
🔍本質はコレ “自分が大事にしたい価値観”と“企業の文化・考え方”が合っているかどうかを確かめること。
🎯例えばこんな価値観
- 「部の目標を達成するために自分の役割を全うするのが得意」 ➡️チームワーク重視の企業
- 「スタメンじゃなかったけど、1日も休まず練習した」 ➡️粘り強さが求められる現場職
- 「副主将として練習メニューや広報を担当した」 ➡️企画力や裏方力が活きる職場
「評価されてきたこと」よりも、「自分が大事にしてきたこと」を企業と照らし合わせてみる。これが“本当の企業研究”の第一歩。
✅STEP①:「自己分析は野球から」でOK
自己分析って難しそう?そんな人は、野球での経験から逆算でOKです。
🧢こんな質問に答えてみよう
- なぜそのポジションにこだわった?
- レギュラーになれなかった自分、どう乗り越えた?
- 仲間との衝突はどう解決した?
- 負けた時、どんなことを考えていた?
その答えが、あなたにしかない“就活の軸”になります。
✅STEP②:「企業は仕事内容より“雰囲気”と“育て方”を見ろ!」
🤯よくある誤解パート2 「とにかく営業!」➡️「…向いてなかった」 「大企業なら安心?」➡️「人が多すぎて埋もれた」
🧩そこでチェックしたいポイント
- 育成文化
- 研修制度・OJTの内容
- 採用ページの教育制度欄、社員インタビュー
- チーム志向
- 1on1・フォロー体制
- OB訪問や説明会で聞く
- 社風
- 働いている人の雰囲気
- SNS、会社ブログ、カジュアル面談
- 柔軟性
- キャリアの幅・配置転換
- 新卒何年目で異動できるか、職種変更の実績
企業情報を集めるというより、「ここに自分がいたら楽しそう」と思える“空気感”を見つけることが大切。
✅STEP③:「時間がない体育会学生」向け・効率重視の企業研究法3選
⏱①「1社30分」ルール(スクワットより軽い!)
- 企業HPの【トップメッセージ】【社員紹介】【数字情報】だけでOK
- チェックするのは“自分のアンテナが反応したかどうか”
📌おすすめワード: 「挑戦」「支え合い」「失敗を恐れない」「育てる文化」「現場主義」
⏱②OB・OG訪問は“人柄”だけ感じ取れればOK
- 「その会社の“部活っぽさ”ってありますか?」と聞いてみるとリアルな答えが返ってくる
- 働き方の話より、“どんなときに嬉しかったか”を聞く
🧠迷ったらこの質問: 「先輩から見て、体育会の自分がこの会社で輝けそうなところって、どこですか?」
⏱③「ESを書けるかどうか」が最強の企業研究フィルター
- 志望動機がサクッと浮かぶ → 向いてる可能性大
- 書こうとしても進まない → 無理に受けなくてOK
時間がない中では「気持ちが動いたか」がいちばん大切な指標になります。
✅最後に:正解の会社なんてない。でも“自分の納得”は作れる
野球と同じです。「このチームが絶対正しい」なんてことはないけど、「このチームで戦いたい」と自分で納得できると、苦しくても続けられる。
就活も同じ。答えは誰かが持ってるんじゃない。自分の価値観とフィールドを“すり合わせる”ことが、最大の企業研究です。
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